ふるさとの訛懐かしどちらまで

ハートフル

「電話で母と話すと、つい訛りが出ちゃうんです」とか、言ってみてー!生粋の標準語です。ヒヒ馬です。沖縄にいたときは、語尾に「ねー」と付ける人が多くて、それは少しだけ移りました(笑) そんな沖縄の訛りも懐かしく思い出しつつ、今日もタクシーのコピーを分析していきます。「ココロを運ぶ一行タクシー 東京物語」12選の作品です。


ふるさとの訛懐かしどちらまで
 (東京ハイヤー・タクシー協会 広報委員会選考12選)

タクシーの運転手の訛りという視点は、自分もいくつかコピー書いていた気がしますが、もうね、これは、表現が詩的過ぎて、こんなの勝てんわ!(笑) このたった17音の中で、

①タクシーと乗客が同じ出身ということが「ふるさと」で分かる
②「どちらまで」で、タクシーの運転手の言葉だということが分かる。
③「どちらまで」が、ふるさとの訛だと分かる。

結構この情報量の状況を伝えるのって、なかなか17音で難しいと思うんですけど、本当1つ1つの言葉チョイスが絶妙。最後「どちらまで」で終わらせるのは、いやーーー、書けない(笑) これは、種明かし戦法ですね!

作者「ふるさとの訛り懐かし…」
読み手「え、訛りって?どの場面?誰が訛りを言ってるの?」
作者「どちらまで」
読み手「あぁ、タクシーの運転手の「どちらまで」という言葉に、乗客が懐かしさを感じているんだ!」

と、最後の最後で、状況をすべて種明かしするような決め台詞を入れることで、読み手に軽いアハ体験をさせてしまうような構造かなぁと思います。なんか、人間って「疑問を解決したい欲」があると思うんですよね。だからクイズ番組って、いつの時代も流行るんだと思うんですよね。そういう疑問を解決してあげる(伏線を回収する)ようなコピーやCMを、書いてみたい!!

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この戦法、失敗すると、「結局分からん」で不快感を与えたままになることも多い(笑)

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