受賞作品の傾向を調べてみた!~肯定文VS否定文~

分析

昨年の宣伝会議賞では、こんなことが少し噂になっていました。

「ない」ってつく作品、多すぎ!

実際に見てみると、

「ホースの代わりって、ない。」(カクイチ)
「目立たないぞ精神。」(日本ガイシ)
「AIは、まだ、恋を知らない。」(工学院大学)
「安全な部品は、 ニュースにならない。」(大同メタル工業)
「貯金は偉いが、賢くはない。」(大和証券)

なんと、グランプリ、コピーゴールド、眞木準賞、シルバーまで、「ない」祭り!!(笑) 今年の宣伝会議賞はそういった「否定文」はどれだけ多かったのか、ちょっと調べてみました!(これもCM作品は除外しています)

【協賛企業賞】
肯定文…33作品
否定文…2作品

ちなみに否定文だったのが、
「卒業アルバムに、卒業式のページはない。」(キヤノン)
「その発送はなかった。」(PickGo)

【ファイナリスト作品】
肯定文…27作品
否定文…2作品

否定文だったのが、
「履き慣れた靴は、買えない。」(セメダイン)
「ついていなかったとしか言いようがない。」(ホーチキ)

【シルバー以上】
肯定文…9作品
否定文…1作品

こうみると、圧倒的に肯定文が多いように見えるんですが、実は、そうでもないんです。というのも、

部分否定が結構あった!

文全体では肯定文となっているけど、その中で否定を使っている文が結構あったんです。例えば、

【対句系】
何てことない毎日を何てことある毎日に。」(BRUNO)
鳴らないあんしん鳴るあんしん。」(ホーチキ)
変わりゆく日本橋がある。 変わらない日本橋もある。」(三井記念美術館)
「今日より、若い日はない。 今日より、若く見える日はある。」(レドナ)

肯定と否定を組み合わせることで、目を惹くキレイな対句が結構ありましたね。

【主張を強める系】
あの頃には戻れないけれど、 あの日には戻れる。」(そじ坊)
「解決するのは、 時間でなく、私たちだ。」(NUMO)
会社のためじゃない、社会のためだ。」(プライバシーマーク)
未来の乗り物ではなく、未来をつくりたい。」(Honda)

「□□ではなく〇〇だ!と前半に否定をはさむことで、より後半が強調される文型も、結構ありました!

こういった「部分否定」も否定に含めて、改めてみてみると。

【協賛企業賞】
肯定…23作品
否定…12作品

【ファイナリスト作品】
肯定…21作品
否定…8作品

【シルバー以上】
肯定…6作品
否定…4作品

「部分否定」を含めると、わりと多くなりましたね。とくにシルバー以上の作品にいたっては、4割がどこかしらに否定を含めています。昨年ほどではないですが、やはり否定語にはレトリックにおいて、あとは主張を強めることにおいて使い勝手のいい表現なのかもしれないですね。主張が地味に見えてしまうとき、レトリックに困ったとき、「否定」から何か突破口を見出していく作戦もありかもしれませんね!

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円グラフ、無駄に使ってみたかった(笑)

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