写経しました!(年賀はがき)

写経
dav

昔は、年賀状を作るのは、わりと好きでした。ヒヒ馬です。ペタペタと絵柄をスタンプしていく作業も好きでしたし、住所を書くと、知らない地名に出会えるのも好きでしたし、そして何より、

一人一人に、コメントを添えるのが、好きでした!

その人との出来事を思い出して、なるべくその人に合ったメッセージを作っていました。そんな温かい気持ちを思い出しつつ、今日は、この名作コピーを、写経いたしました!

年賀状は、贈り物だと思う。

たった一枚の、小さくて、うすい紙。
それが年賀状です。
そこには何も入らない。
指輪も、セーターも、シャンパンも入らない。
でも、そこには、あなたを入れられる。
あなたの気持ちを、あなたの言葉を、
あなたの表現を入れることができる。
だから年賀状は素晴らしい。
そう思いませんか。
大切な人のもとへ。
一年で、いちばん初めに届けられるプレゼント。

本当、書いていて、正月から優しい気持ちになれました。一文一文にぬくもりを感じて、本当に気持ちが和らぎます。というわけで、このコピーを書いていて気付いたことを、まとめてみます!

すべてが、キャッチコピー。

最近、谷山雅計さんの「広告コピーってこう書くんだ!読本」を読み返しているのですが、ボディコピーについて、こう書かれています。

キャッチコピーの組み合わせで文章をつくっていく。そうすれば、ボディコピーだけを書こうとしたときとは比較にならないぐらい、説得力のあるボディコピーをつくることができるはずです。

このコピーを見て、まさに、そう感じました。

たった一枚の、贈り物。

年賀状には、あなたを入れられる。

一年で、いちばん初めに届けられるプレゼント。

「贈り物」という切り口の中でも、ハッとさせられる気づきが、たくさん組み込まれているんですよね。だから読んでいて退屈しないんだと思うし、「年賀状は贈り物」ということに、多方面からアプローチされているから、どんどん説得力が増していく。1つのコピーを見つけたらもう終わりじゃなくて、さらにそこから違う角度から攻めることができないかを考えることによって、より強いボディコピーを作ることができると感じました。

「?」→「!」の構造

「そこには何も入らない」(3行目)

「え、入らないって、どういう意味だろう?」

「指輪も、セーターも、シャンパンも入らない」(4行目)

「あぁ、年賀状をプレゼントの箱と見立てているのか!」

そしてもう1か所、

「でも、そこには、あなたを入れられる」(5行目)

「え、自分を入れるって、どういうこと?」

「あなたの気持ちを、あなたの言葉を、 あなたの表現を入れることができる」(6行目)

「なるほど!」

先に、抽象的なメッセージを伝えて、後から、そのメッセージを具体的に解説する構造。そうすることで、「あぁ、なるほど!」というアハ体験的な納得感を読者に与えることで、すごい気持ちよく読めるというか、どんどん続きが読みたくなってくる構造になっているなぁと、書いていて思いました。説明はつまらないけど、解説なら読みたくなる。そんな人間の心理を突いているような感じがします。

読み手とのコミュニケーション。

「そう思いませんか」(9行目)

この一文、すごいですよね。そう思いませんか?(笑) ふっとこちらを向いて、語りかけてくれるような一文。年賀状の良さについて共感を誘う一文。コピーって基本的に自慢で綺麗なことばかり書きがちなんですが、なんかこの文があるだけで、「本当に年賀状っていいものだと思うんだけど、そう思わない?」と、書き手の本音が垣間見れて、一方的な自慢ではなく、ちゃんと自分たちとコミュニケーションをしている気分になってくるんですよね。「いいことを書く」んじゃなくて、「しっかり語り掛ける」というのが、伝わる一文ですよね。

やはり写経していくと、1つ1つの文に、作者の仕掛けや工夫に気づくなぁと、感慨深い気持ちになった、お正月でした(笑)

みなさんは、プレゼント、贈りました?

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