知り合いのおススメで、「ヒーローアカデミア」という映画を見てきました。ヒヒ馬です。原作を全く知らなくて少し不安だったんですが、すごいそれでも楽しめました。なんというか、一番面白かったのは、
ヒーローがたくさん出てくるところ!
…すごい低レベルな感想(笑) でも、それぞれのヒーローのキャラが立っていたり、お互いの武器や特性が違いを楽しめて、これでもかというぐらい色んな戦闘シーンが見れたのは、わりと楽しめました!あと、主人公の出久くんの発言一つ一つがキラキラしていて、もう、なんというか、眩しかった(笑)というわけで、今日はそんなヒーローにまつわるキャッチコピーを分析していきます!
僕らのヒーローは、
いつも変身してから強かった。
(第40回宣伝会議賞協賛企業賞)
みなさん、これ、何のコピーか分かりますか?…実はこれ、アデランスのキャッチコピーなんです!20代・30代の男性にカツラや増毛のイメージアップを伝える、という課題のキャッチコピーでした。これは、なんというか、男心をくすぐってくるような、すごい好きなコピーです(笑) まさに課題の通りに、
カツラを被る→変身する
と、ポジティブ変換しているんですよねぇ。あとは、伝え方がすごいうまくて、例えばもし、
さぁ、カツラをかぶって、変身しよう!
だったら、「いや、恥かしい恥ずかしい」と、そのまま伝えると実は痛いコピーになりやすいんですが、
僕らのヒーローは、いつも変身してから強かった。
は、そのまま納得できるコピーになってますよね。だって、事実ですから。事実に対して「は?」と突っかかる人は少ないんです。で、さらにこのコピー、「カツラ」や「毛」のこと、一切言っていないんです。テーマからジャンプしている。「アデランス」と「ヒーロー」のテーマに距離があるからこそ、「あ、そうか、カツラも変身道具なのかもなぁ」と、その距離を埋めさせる想像を、自然に読者にアクションさせているんですよね。なので、もし、テーマと近い距離の普通のコピーを量産してしまいそうになったら、この「たとえ話ジャンプ」という必殺技で、クライアントの心にスペシャルビームをかませば、広告界の平和は保たれ…、
私は、何を言ってるんでしょう…(笑)
キャッチコピー30案、1万円で、制作いたします!

あぁ、宣伝会議賞でも、ヒーローになりたい(笑)
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