シルバー、これじゃね?⑦-2

うまい

まったく朝7時に目覚めていません。ヒヒ馬です。名前に偽りあり(笑) よく、歳をとると自然と目覚めちゃうって言うじゃないですか。あの能力、早くほしいんですけど。自分のよく眠れる能力とどなたか交換しません?(笑) というわけで、今日も宣伝会議賞のファイナリスト作品を紹介&分析していきます!

酒場でつぶやけば、愚痴。
商工中金でつぶやけば、相談。

(商工組合中央金庫)

「愚痴」→商工中金→「相談」
「悪い事柄」→商品→「良い事柄」

このポジティブ変換技は、宣伝会議賞ではすごいよく見る気がします。商品のメリットがすごい分かりやすいですよね。居酒屋で愚痴をこぼしている経営者の方には、刺さるのかもしれません。こう、いきなり融資の相談をするんじゃなく、「愚痴」レベルの相談でもいいから来てくださいと、すごい「相談」のハードルも下げてくれているようなコピーで、巧技だなぁ。

車いすユーザーは知っている、
ジョルダン乗換案内。

(ジョルダン「乗換案内」)

これ、シンプルに見えるんですが、言い方が本当うまいんですよねぇ。例えば、

「車いすユーザーにおススメ!ジョルダン乗換案内」

だったら、一気に広告臭がするじゃないですか。とにかく「乗換案内」の良さを知ってもらおうとする言い方。でも、「車いすユーザーは知っている」というのは、「もうすでにみんな利用している」という、日本人の「みんな使ってるなら自分も試してみよう」欲を刺激する言い方に変換しているのが巧みなんですよね。やっぱり、事実口調は強い。今回のファイナリスト作品をみて、すごい感じるなぁ。

なるべく早く、部長と別れるルートを調べた。
(ジョルダン「乗換案内」)

これは…、作者さんの実体験なんでしょうか(笑) いや、それぐらい、自分も共感できます。部長とは言わず、そこまで話したことのない人と、帰りの電車が一緒だったときは、すごい気を遣いますね(笑) 「もう早く、乗換駅来てーー!助けてーーー!!!」って叫びたくなるほど、会話が止まると気まずくなるのは、やっぱり皆さん、あるあるなんですかね(笑) きっとこの作品を選んだ審査員は、似た経験があるのかもですね(笑) ただ、目的地まで早いルートを調べるだけではなく、こういう新しい使い方を提示してくれるようなコピーは、すごい好きです。販促コンペとかでも生きそうなアイデアですよね。

タイヤの溝が減ったからと、
車ごと買い替えませんよね。

(セメダイン「シューズドクターN」)

タイヤで例えてきたかーーーーーー!!!! いやーーーー、例えがプロだ…(笑) 「靴底だけなのに、靴ごと変えるのはもったいない」という発想は、自分も、自分も思いついていたんです。(よくある言い訳)でも、タイヤは出てこなかったーーー>< 靴からタイヤへスケールの大きい例えをすることで、より「もったいなさ」を強調する例えをしていて、うまいなぁ。あと、たとえ話って、課題とは遠い言葉へジャンプできる技でもあるので、例え技は、勉強したいなぁ。

履き慣れた靴は、買えない。
(セメダイン「シューズドクターN」)

これも、皆さんに人気のコピーでしたね。

「え?シューズドクターNなら靴底が直せるって?まぁでも、新しいの買えばいいし」
「履き慣れた靴は、買えない。」
「確かに!」

と、「今の靴を捨てたくなくさせる」コピーですよねぇ。「買えない」という言葉がやっぱり強くて、今の靴がすごい貴重なものに思えてくるコピー。こういう代替案(新しい靴を買う)に対抗するようなコピー、自分も書いてみたいなぁ。めもめも。

Iアイ Lラブ Cちんぷんかんぷん
(先端加速器科学技術推進協議会「国際リニアコライダー(ILC)」)

この課題名をみてもらえると分かると思うんですけど、確かに「ちんぷんかんぷん」ですよねぇ(笑) 国際リニアコライダーは、宇宙の謎を解明するための実験施設。自分は必死にこの内容を「分かりやすく説明する」のを目的にコピーを書いていたんですが、このコピーは「まずはILCという言葉を流行らせる」が目的になっているところが、1つ抜けているかなぁと思います。こういう略字ってたいていその商品に合ったご都合ワードばかりでつまらない印象があったんですが、「ちんぷんかんぷん」がいい味出してるんだよなぁ(笑) 全然宇宙とは関係ない場面でもつかってみたくなる後味というか。

女子高生A「あのアーティストの歌詞、訳わかんないよね」
女子高生B「でも、あたしは、ILCだよ」
女子高生A「あたしも、ILC!」

みたいな使い方が浮かんできます。お、そう考えると、いいコピーだな。早く紹介すればよかった。

今日より、若い日はない。
今日より、若く見える日はある。

(ナチュラルサイエンス「レドナ」)

「若さ」に憧れがあるけど、諦めている女性に対して、1行目で失望させといてからの、2行目で希望を与えるような、巧過ぎる対句。これ、1行目のフリがすごい効いている気がするなぁ。「確かに●●だけど、でも〇〇ならできるよね?」と言われると、より一層やさしさを感じるような、「〇〇」に後光が差すような効果があるのかなぁと思います。「下げといて上げる」この技、めもめも。

【昔話篇】
語り手:昔々、あるところに、お爺さんとお姉さんが住んでいました。
NA:未来が変わる。今日が変わる。エイジングケア「レドナ」

「桃太郎×ショートCM」という最強の組み合わせ技で攻めてきた印象があります(笑) 起承転結どころか、「起転結」を2行でおさめる技。「ん?なんでお姉さんなんだろう」→「あ、エイジングケアだからか」という最後の伏線回収&商品紹介。すべてが詰まってますよね。ホーチキのインフェルノのコピーもそうですが、「もし、この場面に、商品があったら」シリーズは、発想をジャンプしやすくさせるのかもですね。ちょっと次回、試してみたい。めもめも。

コピーライターに、10案1万円で、依頼できます!

分析すると「あ、やっぱり、いいコピーだな」に気づけるなぁ。皆さんもぜひ!

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