【過去の受賞作品】一番治りやすいのは、今だ。

受賞歴

いきなりですが、「ピンクリボン運動」ってご存じですか? 

1980年代にアメリカで生まれた活動で、乳がんで娘をなくした母親が、実孫に向けて、二度とこのような悲劇を起こさないよう願いを込めて手渡したものがピンクリボンだったと言われています。日本では2000年以降に運動が広がり、毎年10月は「ピンクリボン月間」として、乳がん検診の呼びかけているみたいです。

また、2003年から、朝日新聞社など協賛のもと、乳がん検診の啓発を目的とした「ピンクリボンフェスティバル」という活動が始まりました。東京タワーをピンク色にライトアップしたり、スマイルウォークというチャリティーイベントを開いたりと、乳がんに関する様々な啓発活動をしているのですが、その中の1つの施策として「ピンクリボンデザイン大賞」という広告コンテストが毎年、開催されています。ポスターやキャッチコピーを通して、乳がん検診を訴えていくのがコンセプトです。

そのコンテストのキャッチコピー部門に、ここ数年応募しています。応募数も多く、テーマもなかなか難しいのですが、過去に1度だけ優秀賞をいただいたことがあります。その作品が、

一番治りやすいのは、今だ。

第13回ピンクリボンデザイン大賞 優秀賞

なぜそもそも、乳がん検診をこんなにも訴えるのかというと、早期であれば90%以上が治癒するがんだからです。といっても、乳がん検診に行きたくない理由はたくさんあると思います。

「忙しいから」
「面倒くさいから」

「自分は大丈夫だと思っているから」

いくら検査の重要性を訴えたところで、なかなか緊急性を感じられないという課題が1つあると思い、コピーでは「今」という言葉を強調させました。ただ、「今行かないと危険だよ」と怖がらせるのではなく、「今行ったほうが安心だよ」と、なるべく検査をポジティブに捉えるように、「治りやすい」という言葉を使って表現しました。

もちろん「マンモグラフィー検査(胸をはさむ検査)が痛い」「いざ異常が見つかったら怖い」など、他にも様々な課題があるわけですが、これらを無視するのではなく、1つ1つの要因としっかり向き合うことが、大切なのかなと思います。「乳がん検診の重要性」をひたすら訴えるだけではなく「乳がん検診に行きたくない女性の気持ち」をしっかり汲み取ることで、ターゲットに響く言葉が生れてくるのかなと思います。

これからも、一方的なメッセージではなく、きちんとコミュニケーションできるコピーを生み出し続けたいと思っております!

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言葉一つで誰かの命を救えると思ったら、それはペンが動きますよね!

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